5年前に一度店舗へご来店されていたIさんご夫婦。「オイルレザーの革の質感が忘れられなかった」と、おっしゃっていました。その当時、イメージしていたものと同じ、オイルレザーのLIFE(ライフ)ソファをお届けしました。
圧倒的な奥行きの深さ
WEBサイトの写真を見た時、ソファの上で寝そべっている様子がとても印象的だったそうです。それを見て新しく購入するソファも、ごろごろと寝転んだり,ソファの上でくつろげる方が良いと思い、LIFEを選ばれました。
また、座った時の座面の低さもお気に入りの一つ。視点が低くなるとよりリラックスできますね。お届けしたソファは奥行き95cm幅は320cmと大きなソファですが、低くて座面が広い分、そう圧迫感を感じさせないのも良いですね。
以前使っていたソファは小さめのカウチソファでした。引っ越し後、とりあえずソファが必要ということで、ネットで数万円で購入したものの、数年でビニールレザーの座面は破れボロボロに(納品時にソファの引取処分をしました)。 「以前のソファは安かったのもありますが、あまり考えずに買ったものは大事にしませんね。新しいソファが来ることが楽しみで仕方なかったです。」と、Iさん。 丈夫に作っているソファではありますが、クッションがヘタってしまったときは交換もしていますのでお声掛けください。
すぐ手元にあるインサートテーブル
ソファの上でくつろげるアイテムの一つ、SUN-ITEM・インサートテーブル。脚下に差し込めるので、奥行きが深いソファの上で過ごしていても、近くにテーブルを寄せることができるのでとても便利です。 「これでお酒を飲みながら、夜はダラダラできる」と笑いながらおっしゃっていました。
革張りの天板、選んだのは顔料革のダークブラウン(MS136)。ソファと同じ素材ではなく、汚れたときにも水拭きができる顔料革を選ばれました。 ウォールナット材の組み合わせに黒革をよく使いますが、そうでなく、ダークブラウンを採用。ソファの革と部屋の色味に良く似合っていますね。ダークブラウンにすると、テーブルにたまるホコリが案外目立ちにくいとうメリットもあります。
独特な風合いのオイルレザー
オイルレザーの特徴の一つとして、オイルムラの表情があります。
この色ムラは革に「プルアップ仕上げ」を施しているので出てくる表情です。革の中に含まれたオイルが動いて、濃淡が表れます。革が仕上がったときは、プルアップによる色ムラは少ないのですが、縫製や張りなど製作中に、折り曲げたり、もんだり、裏から押し仕上げたりするので、この表情が出てきます。 このプルアップによるオイルレザー独自の表情も、床、天井、壁面に使われている構造用合板のハードな印象と、とても良く似合いますね。
品質の良い国産ソファを
Iさんは最近、大きな買い物は国産が多いそうです。「海外製のブランドのソファを購入することも選択の一つでした。品質と価格を比べると海外製のものは高価で何にお金を掛けているのか、よく分からなかったので、購入には至らなかった。」とおっしゃっていました。できるだけ、いい素材を使った品質の良いソファをお届けしたいと思っているので、Iさんのような考えを持つ方に使っていただけとても嬉しいです。
オイルレザーは原皮や革の製造所も日本ですので、そういった意味でも本当の国産ですね。 ご自宅にあるダイニングテーブルも国産でした。
変化していく素材
ご自宅を建築する時に、「壁や床が汚れていくことも、持っている素材の変化の一つです。」と建築家の方がおっしゃったそうです。使っていくうちに付く汚れや傷、紫外線による色あせも、風合いの変化ですね。オイルレザーも同じように表情が変わる素材です。お手入れをしながら、その変わっていく革の姿もぜひ楽しんでください。