S様のご自宅に届けられたNATURE(ナチュレ)ソファは、早くも3年半経ちました。 座面のクッションはややクタッとし、革の光沢が増しています。 ご夫婦で頻繁にソファを使って頂いていることがよくわかります。
セミアニリン革のお手入れ方法
まず、革のお手入れを行いました。
硬く絞った濡れタオルで、革の表面を拭きます。そうすることで、日常で付いた汚れが取れていきます。KZランクは表面にコーティングが施されているため、汚れにくい革です。 日常で付いた、皮脂などの汚れが表面に染み込まず、残るため、定期的に水拭きを行うことでソファを清潔な状態で使っていただけます。また、革を痛める原因となる汚れを取り除いてくれるので、長くいい状態を維持することが可能です。
ご注意いただきたい事は、必ず濡れタオルは硬く絞ってください。水拭き後、革の表面に水分が残るようであれば、乾拭きをお願いします。 また、KZランクについては、市販のクリームを使用する必要はありません。使用すると、かえって革を痛める原因となる可能性があるため使用しないでください。
革についているシミ跡
KZランクはコーティングしている革になりますが、質感を重視するためコーティングが薄いです。なので、長時間水汚れを放置するとシミ跡となります。染料革と比べ、薄いシミ跡ではありますが、一度付いたシミ跡は取ることができません。
S様もシミ跡になったことはお気づきだったそうですが、「あまり気にならないかな。」と仰っていました。 革との向き合い方は人それぞれです。
くたっとなったフェザークッション
NATUREソファの座面にはフェザーが入っています。 お届け時はふっくらしていたクッションも、数年使ってもらうことでボリュームが少なくなり、クタッとした印象となりました。
ソファの真ん中は大きなシワとフェザーのボリュームダウンが確認できます。この場所に座ったり、寝転んだりする事が多いそうです。使用回数が多い場所、少ない場所という様子がソファに現れています。
クッションの偏りを整える
座クッションをソファ本体から外し、偏った箇所に空気を入れるように叩いて、フェザーを寄せています。そうすることで、フェザークッションの偏りが少なくなり、均等に近いボリューム感となりました。
心地よい暮らしを育む
古木を使用したガラス天板のリビングテーブル、そしてダイニングテーブルは一枚板と、Sさんのご自宅にはこだわりのものがたくさんあります。
好きなものに囲まれて、暮らすこと。それは心に栄養を与えてくれますね。 NATUREソファをご愛用頂きありがとうございます。 これからも、どうぞよろしくお願いします。
この度は撮影のご協力をありがとうございました。