私たちの工場がある瀬戸内は柑橘類の産地です。 その柑橘類の研究をされているKさん。尾道に建てられたお宅に、CATORA(カトラ)ソファをお届けしました。
尾道は古くから交易で栄えた街で、細い道がたくさん通っています。しかも海と山が近いため、ほとんど平地がなく家も道も狭い、独特な街の作りになっています。 そのためKさんの家も、限られた土地を最も有効に使えるように設計されています。
その分、家具や家電の搬入経路は狭く、階段からの搬入はできず、私たちが2Fの窓までハシゴで持ち上げてお届けする予定でしたが、Kさんがクレーン業者さんを手配してくれて、無事に納まりました。
内装については、設計・施工された建築工房の方と、楽しみながら一緒に悩んでまとめていかれたのでしょう。 お部屋はKさんの人柄がそのまま出ているような、穏やかでスッキリとした空間にまとまっています。 ナチュラル色の木目で統一されていて、収納や家具まで一つひとつ丁寧に選ばれたことがよく分かります。
お嬢さんが独り立ちされて、夫婦二人となったとのことでしたので、大きめのソファとオットマンの組み合わせをおすすめしました。 これなら、一人寝転がっていてももう一人がオットマンに脚を乗せて、二人でくつろぎながら映画や音楽を楽しむことができますね。
お届けしたソファCATORA(カトラ)は金属の脚ですが、インテリアに合わせてオーク材の脚に変更させてもらいました。
Kさんのお父さんは尾道の風景を描く画家でした。1Fはその絵を飾ってあるギャラリーとなっていて、週末には一般にも公開される予定です。 施主さんのこだわりが随所にみられるこの家に、私たちのソファがちゃんと調和してくれて嬉しいです。 忙しい毎日の合間に、このソファで居眠りしながら、英気を充填してもらえますように。