およそ1年前、目の前に広がる美しい緑と開かれたダイナミックな空間にHIBIKI(ヒビキ)ソファをお届けしました。
栃木レザーの最高級ヴォーノ
このHIBIKIソファは、栃木レザーの最高級クラスであるヴォーノを使用しています。ソファで通常はあまり使われない硬くて厚い革を、タンニンで鞣してデザインされた特別なモデルのHIBIKIです。
革を二枚合わせにし、縫製後にはコバを磨きます。このエッジの仕上がりで、ソファの見た目が大きく左右されます。
自然光がたくさん差し込む空間
全面ガラスの窓からは、豊富な自然光が部屋いっぱいに広がります。
天井には板張り、床には大理石という本物志向の建築に調和するようなHIBIKIソファです。外の景色も素晴らしく、圧倒されます。
ソファは窓から少し離れていますが、窓際のソファ背面が微かに日焼けしているのが分かります。
座面と比べ、背もたれの後ろ側はやや白く明るくなっており、これは染料革独特の表情で色が少し抜けた状態です。紫外線に当たることで色が変わりますが、これも革の魅力の一部です。
変化する厚革
仕事で活用されているこの場所は、一般の家庭よりも使用頻度が低く、ソファの変化がこれから期待されます。
あまり使っていない所はお届け当時のまま、ハリのあるしっかりとした革の状態でした。良く使っていただいているところは若干の革の柔らかさが現れていました。 厚くて硬い革ゆえ、変化のスピードはゆっくりです。
オイルレザーで巻かれた支柱
金属の支柱には、オイルレザーが巻かれています。
金属だと味気ないという要望に応え、遠くから見ると木のような印象を与えます。天井の板張りとも調和し、こちらの空間に良く合っています。 ヴォーノと違い、こちらはオイルレザーを使用しているので、KOKOROISHI専用メンテナンスオイルにてお手入れを行いました。
静かで緑に囲まれたこの場所は、都心とは思えない穏やかな空間です。 四季折々の美しい風景を感じながら、これからもご活躍の場を広げることかと思います。 素晴らしい場所にお届けさせていだき、感謝申し上げます。
最後に、撮影とメンテナンスへのご協力をありがとうございます。 どうぞ末永くご愛用くださいませ。