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「ソファの見た目は、選ぶときに重要視しています。最初は、UTSUROIの後ろ姿に惹かれました。特にクッションのホルスターがかっこいいなと思ったんです。」
そう話すのは、3年前にICHIRUを購入いただいたK夫妻。今回は、革ソファのメンテナンスをするべく、お宅に伺ってきました。
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ソファの「座り比べ」で湧いた理想のイメージ
見た目が気に入ったら、まずは座ってみる。そして立ってみる。ちょっと横にもなってみる。K夫妻は、たっぷり1ヶ月をかけて、様々なブランドのソファを体験したそうです。
あるインテリアショップでKOKOROISHIの「LIFE」を体験し、それから神宮前SHOPに来店いただきました。わたしたちのお店でも次々にソファを座り、最終的にはICHIRUを選んでいただきました。
「革の質感が全然違う。」
K夫妻は、KOKOROISHIのソファに初めて座ったときから、そう感じていたそうです。
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「兼田店長に、お尻が肥えた人と言われました。」と、K夫妻は笑って話してくれました。
各ブランドのソファを多く体験し、比較できるほど知見が貯まったからこそ、どんなソファが自分たちに合っているかを判断できるようになったのではないでしょうか。ソファ探しを通じて理想のスタイルが明確になり、その上で私たちのソファを選んでもらえたのはとても嬉しいですね。
K夫妻の監修でアップデートされたICHIRU
私たちは、「ソファを選ぶまで」と同じくらい「ソファを選んだ後」の対応も大切にしています。座高はどのくらいにするか、背面の角度はどうするか。ソファメーカーだからこその技術力を活かして、要望に合わせて調整し納品しています。
兼田店長の「なんでも遠慮なく言ってくださいね。」の言葉に、K夫妻の気持ちもほぐれ、多くの意見を言いやすかったそうです。
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「お尻の肥えたお客様」からの要望は、私たちにとっても重要です。なんと、このICHIRUの最終モデルは、K夫妻からの要望やフィードバックを受けてアップデートされました。いわば、K夫妻監修のもと、ICHIRUの最終形が誕生したわけです。
見た目よし、座り心地よし、さらにあと一歩、という点で、お客様とコミュニケーションしながら、双方が納得できるソファを納品できたので、よかったです。
今日も、明日も、ずっと一緒に
奥さんと娘さんで、一緒にテレビを見たり、本を読んだり。娘さんが寝たあとは、奥さんと旦那さんと一緒に映画を見たり。そして、旦那さんはそのまま寝てしまったり。
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「時が育む、こだわりのソファと ずっと一緒に」
家族の大切な時間を優しく見守るように。私たちのソファが、そんな存在になっていたらとても嬉しいです。
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レッツゴーメンテナンス隊
ICHIRUを大切に使っていただいてるので、状態も良い感じ。まずは、表面のホコリを取るために乾拭きします。表面が少し乾燥しているので、メンテナンスオイルをソファ全体になじませていきました。
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肘の部分、特に自然光が当たる部分は乾燥しやすいので念入りに。
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ソファだけでなく、クッションやホルスターにも満遍なくオイルを馴染ませていきます。
一晩置くと、メンテナンスオイルが乾きます。その後に蜜蝋ワックスを塗ります。そうすることで、革の強度が上がります。
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スポンジにWAXをつけて、クルクル円を描くように伸ばしていきます。
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WAXが革に馴染むと、こんな感じになります。
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WAXが乾いたらOKです。環境にもよりますが、半年に1回ほどメンテナンスオイルとWAXでケアしてあげると、ソファがより長持ちします。今回はICHIRUのK夫妻宅にお邪魔してきました。レッツゴーメンテナンス隊、次はあなたのお家に!