大きな窓からは、心地よい日差しが入ります。ここは、東京新宿メディカルセンター緩和ケア病棟の待合室です。ご縁があり、家具を一式お届けしました。
お届けしたソファはPARASSO(パラッソ)の顔料革です。大勢の人が使うこの場所は、お手入れが簡単な、MSランク(#136)でのお届けです。 顔料革ですが、本革らしい変化をしています。数ヶ月使ってもらっていますので、革の艶が増している様子が伺えます。
PARASSOの座面は低すぎない高さで、立ち上がり易く、またウレタンのしっとりとした柔らかさは、心地よさを感じます。 背クッションは、フェザーの布クッションを設置しました。座った時に包み込まれる柔らかさは癒やされます。生地はオールシーズン使いやすい、麻が入っているサラナ(#03)を採用。革の色とよく似合い、上品な雰囲気です。
患者さんやそのご家族が、ソファに座って談笑する時、テーブルがあると便利です。ちょっとした飲み物を置く、その時に活躍するのがこちらのインサートテーブル。ソファと同じ革(MS136)で天板を仕上げました。とても軽いので、気軽に別の場所へと移動させることができます。
車椅子の患者さんもいるので、通路は広めに確保しました。 ダイニングテーブルのMOLESS(モレス)は、楕円に近い天板なので、こういった場でも使い勝手がいいです。 H65cmの低めのテーブルは、座った時どこか気持ちが落ち着きます。家族とお話する穏やかな時間が増えるといいですね。
お手入れしやすいように、天板は別注仕様のクリア色ウレタン塗装仕様に変更しました。オイル仕上げは木本来の質感を感じる良さがありますが、水をこぼしたりすると、シミ跡ができてしまいます。 今回はウレタン塗装をすることで、その心配もなくなりました。十数年後、表面が劣化した時は再塗装をご依頼ください。
患者さんだけでなく、看護師さんたちにも評判の良いTENONの椅子。ST-CHAIRとF-CHAIR。(革:MS124)とにかく軽くて、扱いやすいそうです。 車いすの方が来て椅子を移動させる時に持ち上げ、掃除する時にも移動させる。そんな使い方を日々するので、軽い椅子は便利ですね。
幅90cmのダイニングテーブルの椅子は、HABENA20を採用。幅広の背の革が優しく包み込んでくれます。こちらも、お手入れ不要の顔料革に変更しました。
小説や雑誌、CDケースなどをまとめて収納しました。テーブルと同じ材種、ウォールナット材を使用しました。
クッションと同じ生地で作った、ピアノカバーです。足元まで隠し、他の家具と印象を揃えました。
待合スペースから出ると、広い屋上テラスがあります。アウトドア用品のソファもお届けしました。ソファに座ると、緑いっぱいの庭を眺めながら過ごすことができます。
患者さんやご家族の皆さん、働く人達が、この場所で過ごす時間が、豊かなものになりますよう願っています。 この度は取材撮影のご協力ありがとうございました。 Place of the event:東京新宿メディカルセンター・緩和ケア内科
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