「コーディネーターから、海外一流ブランドのソファを提案してもらっていましたが、納期や品質、価格にどうしても納得できませんでした。これだと思える理想のソファと出会うべく、探しに探してようやく見つけたのがKOKOROISHIのソファでした。」
そう話すのは、特注LIMAをはじめとして、LIGHT-LOUNGEやTERRA、座クッションなど数多くKOKOROISHIのソファを購入してくださったS様。実家は家具屋さんを営んでいたそうで、インテリアへのこだわりはもちろん、知識の広さ、センスの高さにも驚かされました。今回は、逗子にあるS様邸にお邪魔して、山と海を望む贅沢な空間を堪能してきました。
廃盤予定の革素材で作られた最後のソファ
「丸いリビングに合う、L字型のソファを探していました。各ブランドのホームページを見ていましたが、その中でもKOKOROISHIの木材や革素材が気になって、まずはお店に行ってみようと思いました。」
店内のソファに座ったり革素材のサンプルに触れるうちに、S様が納得されたのがMY241の革とLIMAのモデルでした。MY241は廃盤が決まっていた革素材でした。今回の注文で残りの在庫を全て確保し、最後の一台として作らせていただきました。
LIMAの木肘タイプはもともとKOKOROISHIのラインナップにはなかったのですが、今回S様からのご要望で開発し、LIMA-WOODとして誕生しました。お客様からの要望で新しいモデルを開発するケースはこれまでにもありましたが、今回のケースでも、お客様にとってはもちろん店長の兼田にとっても納得の仕上がりになったようです。
2Fリビングからは相模湾を見渡せます。天気が良いと、富士山も綺麗に見えるそうです。
LIMA-WOODの木肘は、部屋の形状に合わせて、少し丸く加工しています。
海や山と向き合える場所に、心地よく座れるクッションを
LIMA-WOODを納品させていただいてから、新たに座クッションのご注文をいただきました。山を眺められる場所と、海を眺められる場所に置くもので、仕様は任せていただきました。
玄関から階段を上がって、まず目に飛び込んできたのが、相模湾と岩場にそびえる鳥居でした。窓辺の膳板には、全面を覆う座クッションを提案しました。
まるで吸い付くように枠に美しく収まったMS136の座クッション。MS136は質感と価格のバランスの良さから、当店でもオススメすることが多い革です。目の肥えたS様にも納得して選んでいただけました。
3Fには丸い座クッションを置きました。なんとなく導かれて、そこに座ってしまう。そこからふと山を眺める。座クッションを二つ並べることで、「座ってみたい」空間になったように感じました。
2Fのリビングにも同じ座クッションを納品させていただきました。三日月型の鉄板カウンターを囲むように座クッションが並んでいます。シェフが腕を振るってつくる料理を、家族や仲間と一緒に堪能する姿が目に浮かびました。
朝日を浴びながら、アームチェアで寛ぐ
1Fの2つの客室に、それぞれLIGHT-LOUNGEを納品させていただきました。客室の窓からも相模湾を一望できます。座った状態で海を見渡せるよう、脚を5cm高くしました。
仲間と騒ぎ、そのまま寝るに最適のソファ
1Fには寝室として使う客室以外に、スポーツ観戦やゲームでわいわい楽しめる部屋がもう一つありました。客室が足りないときにも使うそうです。
この部屋には、MS136の革を張ったTERRAを納品させていただきました。深夜遅くまで盛り上がった後は、そのまま寝てしまいたいこともあるはず。ベンチとしても、ベットとしても活躍してくれるソファです。
S様邸には、数多くのKOKOROISHIのソファを納品させていただきました。形状や仕様の大きく異なるモデルにそれぞれ納得いただけたことは、表面的なデザインではなく、もっとコアな部分で共感いただけたからでしょうか。お客様の様々なシーンを想像しながら商品開発している私たちにとって、とても嬉しい実績になりました。
その場所で過ごす時間が、より豊かなものになりますように。数年後、またこの素敵な空間でS様とソファたちに会える機会を楽しみにしております。お忙しいところありがとうございました。
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メンテナンス訪問とお客さまの声