玄関から階段を上がって、最初に私たちを迎えてくれたのは、ぬくもりを感じさせつつも洗練された和モダンなリビングと、スキップフロアの中段に美しく収まっている特注LIMAでした。
「家に帰ってきたときに、奥さんがキッチンにいて、子どもたちはソファでゆったりしていることが多いです。ソファを中心に、家族との暖かい時間が、自然と生まれるようになりました。」
そう話すのは、今回、特注LIMAを購入いただいた久喜市のA様。
「前にいたアパートにもソファはありましたが、夫婦で場所を取り合うこともありました。今は、大人二人がゆったり寛げるほどに広いので、それもなくなりましたね。」
と笑って話してくれました。
元気盛りの子供たち。A様夫妻からお話を聞いている間も、ソファの周りを裸足で力一杯走り回ってました。
革張りソファを探していたA様夫婦は、インターネットで心石工芸を発見してくださったそうです。硬めで広いソファを探していたようでした。
「柔らかすぎず、硬すぎない座り心地。座面の深さ。ソファ選びでこだわったのは、この2点でした。LIMAを選んで良かったと、今でも思っています。もちろん、革の色やデザインも気に入っていますよ。」
A様夫妻に選んでいただいた「LIMA」は、床の上で過ごすようにお昼寝したり、家族とリラックスできるソファです。座面も、しっとりと、程よい柔らかさです。大きなサイズにしても、背もたれが低いので圧迫感を感じさせないソファです。
革はKZ424を選んでいただきました。コシのある特徴的なやわらかさと、丈夫さを兼ね備えた革です。革のお手入れは基本的には不要で、明るい部屋で使用しても、色は褪せにくく汚れにくい特徴があります。
ソファのサイズを完璧に計算されて作られたスキップフロアのおかげで、キッチンから見渡すリビングの開放感は抜群です。部屋全体が見えるので、小さなお子さんがいる場合も安心ですね。天井もより高く見えるので、開放感があります。
今回、A様夫妻のご要望があり、構造的に支障がない範囲でソファ本体の下部を大幅にカットしました。ソファ本体の座面高を低くすることで、ソファに座ったときにリラックス感が生まれるように調整しました。もちろん、座り心地も維持しています。
また、ソファ本体が床上で滑って動かないように、本体下にヌメ革のフェルトを張るなど、ナチュラル&シンプルな方法でソファを固定することができました。A様の「こうしたい」が具体的でわかりやすかったからこそ、イメージを具体化できたと思います。
心石工芸は、「家族にとっての、幸せな時間を演出する場所」と思い、ソファを創りつづけていきました。A様夫妻から頂いた「自然とソファを中心に、家族との暖かい時間が生まれた」という言葉は、何よりも嬉しい感想でした。
今後も、家族の大切な時間や、成長を見守るソファでありますように。
A様邸の裏には、気軽に立ち寄れて、なんでも聞ける「街の電気屋さん」があります。今回のA様邸のリフォームも、これからの電気屋さんを考える上での壮大な実験だったんだとか。リフォームに伴う配線工事や、電気工事、大規模工事など、幅広く対応しているそうです。