fbpx

窓辺にある3年目のアニリンレザー(WL)

ソファのお手入れ方法ORDER

  • WL908
  • Custom Made Sofas
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

ソファをご愛用頂き3年が経ちました。こちらにあるのは、HILLをベースにした特注のソファです。今回はイタリアンレザーの染料革のお手入れを行います。

ソファは窓辺に配置され、日々紫外線に晒されています。紫外線は革にさまざまな影響を与え、色褪せや乾燥が起こります。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

肘と背もたれ上部が白くなっているのは、紫外線による色あせの典型的な状態です。革が色褪せることは経年変化の一部であり、一度抜けた色は元に戻りません。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

座面の前部分は頻繁に使われ、窓からの紫外線も受けやすいため、乾燥していました。触れてカサつきを感じた場合は、メンテナンスが必要なタイミングです。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

今回のメンテナンス手順は以下の通りです。
・水拭き
・メンテナンスオイル
・蜜蝋ワックス

まずは、水拭きを行います。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

硬く絞った濡れタオルで表面を拭き、汚れを落とします。 ソファでお食事をしない、というルールがあるそうで、革は比較的綺麗な状態でした。

次に、メンテナンスオイルで保湿します。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

タオルにオイルを塗布し、革の表面にオイルを伸ばします。

こちらの写真では、座面の前部分は色が濃くなっています。乾燥している為、他の箇所よりもオイルがたくさん染み込みました。乾燥している箇所は、2度に分けてオイルを染み込ませると、より浸透力がUPします。(濃い部分は乾くと元の状態に戻ります。)

最後に蜜蝋ワックスで表面をコーティングします。(メンテナンスオイルが乾いた後に行ってください。)
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

革全体にワックスを均一に伸ばします。メンテナンスオイルと同じ様に、乾燥している箇所はよくワックスが染み込みました。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

(写真左:メンテナンス前、写真右:メンテナンス後)

メンテナンスをすることで、色が濃くなりましたが、シミ跡が目立ちにくくなりました。 革はしっとりとし、存在感が増しています。

お手入れは、年に2回のメンテナンスオイル+ワックスがおすすめです。これにより、ソファの耐久性が維持され、良い状態で長くお使いいただけます。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

また、ソファと一緒にお届けしたHABENA20チェアも一緒にお手入れを行いました。
こちらはダイニングチェアとして毎日使われています。 紫外線に当たっていないのもあり、革の状態は非常に良かったです。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

リビングの中心に据えたソファは、お子様のゲームやご夫婦のくつろぎなど、家族の憩いの場となっているようです。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

ソファを別注サイズにし、座面の幅を広くしたのも、Kさんの暮らしに馴染んでいるようでした。
窓辺にある3年目のアニリンレザー(WLランク)

これからも末永くご愛用いただければ幸いです。
メンテナンス取材のご協力、ありがとうございました。


文章・写真:兼田

Sofa

ソファ

Display Shops

直営店

en_USEnglish