BASE(ベイス)ソファをお使いのY様のご自宅に、メンテナンスのためお伺いしました。お使い頂いているのは、3人掛けのオイルレザーソファ(KW25)です。 お二人にとって、ソファはとてもリラックスできる場所だそうです。ソファで寝たり、映画を見て楽しんだり。オットマンは足置きだけでなく、仕事用のテーブルとしてもフレキシブルに活用されています。 ご購入から3年が経っていますが、ソファは良い状態を維持されています。
わずかなシミがある程度で、革もしっとりとしています。 どうやら、ソファに対していくつかのマイルールを実践してくれているようです。 例えば、ソファでは食事はしないこと、直射日光が差す場合はカーテンで遮る、定期的にメンテナンスオイルでお手入れをするなど、しっかりと管理が行き届いています。 そのおかげで、ソファはきれいな状態を保っており、さらにオイルレザーの魅力を引き立てています。
とても革の状態がいいので、今回のお手入れはこちらを行います。 お手入れ方法 ・水拭き(汚れ落とし) ・ワックス(コーティング)
ソファの表面を綺麗にする
早速、お手入れを開始します。 まずは、日常で付いた汚れを丁寧に拭き取ります。この作業により、革を傷める原因となる汚れも取り除かれ、耐久性も向上します。Y様のソファは普段から乾拭きを行っているため、表面は非常にきれいな状態でした。日常的なお手入れが革の美しさを保つ秘訣となっています。
蜜蝋ワックスで長く良い状態を保つ
次に、蜜蝋ワックスを使用して革にコーティングします。スポンジにワックスを取り、それを革の表面に塗布します。オイルが既にしっかりと浸透しているため、ワックスもそれほど深く染み込まず、薄く塗ることができます。
左側が若干濃くなったのは、ワックスを塗布した後の状態であることがわかります。塗りムラや色の変化も見受けられますが、安心してください。これらの変化は乾燥すると元の状態に戻ります。
オットマンとソファ全体にワックスを均等に塗布した後、しっかりと乾かします。お手入れが完了したら、一晩放置してください。もし表面がベタつくようであれば、乾拭きして余分なワックスを取り除いてください。
手間をかけて革を育てる楽しさ
ワックスのお手入れにより、革の艶が一層引き立ち、より良い状態になりました。 オイルレザーはこの様にお手入れをすることで、使い手の暮らしに馴染んでいきます。お二人が「手間はかかりますが、時間が経つにつれて柔らかさと個性が増していくのが楽しいです。」とおっしゃる通り、お手入れがソファに独自の魅力を与え、時間とともにその魅力が深まっていく様子が伺えます。
暮らしに寄り添う家具
遠くまで見渡せる、眺めの良いベランダからは毎年花火が楽しめます。その特別な瞬間に、片手ですっとオットマンを移動させ、ゆったりと花火大会を楽しむことができたそうです。普段は足置きとして使用されながらも、こんな瞬間に一役買ってくれる存在となっています。
家具は日々の生活に欠かせないものであり、同時に目に触れるものでもあります。使い勝手の良さや好みのデザインが揃っていると、本当に気に入ったものを長く大切に使うことができます。
Yさんは、コロナ禍でのオンライン授業のときは、ご自宅でヨガ教室を行っていました。 オンラインでの背景は、もちろんこのBASEソファ。生徒さんの一人がソファを気に入ってくれたそうです。 大切にしているものがその雰囲気を発し、良いものとして伝わるのは素敵なことです。
様々な方からお褒めいただくことは本当に嬉しいことで、これからもソファでの思い出を刻んでいただき、お手入れを重ねながら長くご愛用いただければ幸いです。 この度はメンテナンス訪問にご協力いただき、ありがとうございました。