「家具は安物ではなく、一生物を買いなさい。」これは、H様のお母さんの口癖だったようです。
12年前にKOKOROISHIのAVENUを、6年前にSUNを購入してくださったH様のソファをメンテナンスすべく、阿佐ヶ谷のお宅に伺ってきました。
パリの骨董屋さんで出会ったソファに似た座り心地
H様はもともと、心石とは大学のサークルが一緒で、昔からお互いを知っていたそうです。KOKOROISHIのデザインや品質のこともよく理解されていていました。十数年前に、お母様の教えに従って、一生物のソファを心石ソファで探してくださいました。
H様のソファへの思い入れは、小学校まで遡ります。当時、H様ご両親の仕事の都合でパリに住んでいました。アンティークショップで偶然出会った1台のソファ。座面は浅く、ややこじんまりしたソファでしたが、優しい座り心地が好きで、中学生になるまでずっと愛用していたようです。
日本に戻り、結婚して、出産。長女が生まれて引っ越すタイミングで、ソファの購入を検討したそうです。その時選んだソファは「アベニュー」。パリで愛用していたソファの座り心地に似ていて、当時のことをよく思い出すそうです。
人間に例えると、硬派な和風男子の「SUN」
アベニューを使い始めて12年。家族も増えて、大きな家に引っ越すタイミングで、2台目のソファ購入を検討。家族からも好評だったそうで、1台目と同じKOKOROISHIから選んでいただきました。
「SUNは人に例えるなら、硬派な和風男子。柔らかく包み込むように優しいのに、だらしなくならないイケメンソファ。」と、H様は面白おかしく話してくれました。
「特に、キッチンから眺める軽やかな後ろ姿には惚れ惚れしています。」とKOKOROISHIへのソファ愛を話してくれました。
SUNは、ゆっくりくつろぎたいけど、重たすぎないスタイリッシュなデザインがポイントです。長時間座っても疲れないゆったりとした座面。それを支える25mmのウォールナット材の木枠がソファを軽やかに見せてくれます。
リビングの2台目のソファがSUNに決まってから、部屋のデザインもSUNを中心にして考えるようになったそうです。リビング全体のセンスの良さは、幼少からパリで美しいものをたくさん見てこられたからでしょうか。羨ましいです。
「横向きに座れば、お姫様抱っこをされてるような気分になれる気がする。」ので、3台目は同じSUNの1Pを購入したいと話す、H様。
センスの良さだけでなく、その発想の自由さも、パリ仕込みでしょうか。H様のお話に、筆者も店長も笑いの絶えないインタビューの時間になりました。お忙しいところありがとうございました。
KOKOROISHI maintenance team
革ソファの扱いにも多少慣れているH様。メンテナンスをオイルを半年に1回施しているそうなので、5〜6年使っているSUNの保湿の状態も良好。ただし、ねこちゃんを飼ってらっしゃるので、数箇所爪痕が…。そこで今回、メンテナンス隊は表面をコーティングするために蜜蝋WAXを塗ることにしました。
まず表面の汚れを落とすために、乾拭ぎ・水拭き、そのあとスポンジにWAXをつけて、クルクル円を描くように伸ばしていきます。WAXが乾いたらOKです。
ペットの爪痕も目立たなくしてしまうのはオイルレザーのKWならではの耐久性ですね。環境にもよりますが、半年に1回ほどメンテナンスしてあげると、ソファがより長持ちします。今回はAVENU、SUNのH様宅にお邪魔してきました。レッツゴーメンテナンス隊、次はあなたのお家に!