「革ソファのお手入れってどうしたらいいんだろう?」 そんな疑問を持ったことはありませんか。実際にKOKOROISHIの革張りソファを使っているご自宅におじゃまさせていただきました。お手入れ道具を携えて、KOKOROISHIメンテナンス隊、LET’S GO GO。
森安「いい感じの色になってますが、とてもきれいに使われていますね。たくさんのソファを試して選ぼうと、一生懸命に座って回っていた小さなお子さんが印象的でしたが、背も大きくなり立派なお兄ちゃんになっていますね。」
Kさん「二階のリビングで使っていたのですが、朝日が入って色褪せてきたので、一階に降ろしたんです。それに、けっこう染みを付けちゃってます。(汗)」
森安「これくらいの染みでしたら、メンテナンスを重ねることで目立たなくなりますよ。今回は、ユニタスさんのワックス・オン・キットを使って、表面のワックス膜を補修しますね。」
さあ、メンテナンス開始です!
Kさんの言われるように、近づいてみると染みが多くあります。でも、言われなければ、気にならない程度ですね。
まずは、セットのクリーナーで表面の汚れ落とします。
体スポンジで泡立ててから、泡で洗ってくださいね。残った泡は、タオルで拭き取ります。
6年分の汚れ、落とさせていただきました。※タオルに染料がつく場合もあります。
森安「クッションを外してみると、けっこう色が変わってますね。革だけでなく、木肘も変化していますね」
少し革の表面を乾かしたいので、その間にクッションの中身(わた)をほぐしましょう。丁寧に使っていらっしゃるのか、あまり、潰れていません。もっと、ハードに使ってもらっても大丈夫です。
さぁ、次の工程に入りますね。クリーナーが終わったら、クリーム塗りです。ウエスに馴染ませて、薄く延ばすように塗れば完了です。※この時に、もしも革が濡れているようでしたら、少し乾かしてから次の作業に移ります。
————————–30分後————————–
メンテナンス完了。今回はオイルは塗らなかったので、早めに乾きました。大きなシミもまわりと馴染んで、目立たなくなりました。
Kさん 「メンテナンスは、自分でするのは怖かったのですが、こうして目で見ると、怖くなくなりました。(笑)ソファを使って6年経ちましたが、ちょっとお尻が滑るのが気になるくらいで、デザインも革の匂いも気に入ってます。」
ご夫婦で共働きのKさん。余計なものを置かず、シンプルに暮らしていらっしゃいました。仕事の合間に、お二人で近所へランチに出かけたりと、毎日を丁寧に楽しんでいる様子が印象的なお宅でした。これからもメンテナンスしながら、フォレッタを末永くご愛用くださいね。
設計 (株)濱田昌範建築設計事務所 http://www.mh-architect.com/index.html