「革ソファのお手入れってどうしたらいいんだろう?」 そんな疑問を持ったことはありませんか。 実際にKOKOROISHIの革張りソファを使っているご自宅におじゃまさせていただきました。 お手入れ道具を携えて、KOKOROISHIメンテナンス隊、LET’S GO GO。
心石「東京から広島までご家族でソファを選びに来て下さったのが2年前でしたね。 たくさんのソファを試して選ぼうと、一生懸命に座って回っていた小さなお子さんが印象的 でしたが、背も大きくなり立派なお兄ちゃんになっていますね。」
Kさん「ソファは仕事から帰ってソファで寝転んでテレビを見ていたら寝てしまう。 そんなことが多いです。うちのソファどんな様子ですか?」
心石「とてもきれいに使ってもらっています。革が好きなご主人にお手入れをしてもらっているからでしょうね。」
さあ、メンテナンス開始です!まずは少し潰れている腰・背クッションのメンテナンスからです。
シリコン加工のポリエステル綿とフェザーが混ざったクッションは、へたりにくく耐久性があります。それでも毎日の使用で繊維が絡まってしまい、膨らみが減ってしまいます。時々クッションの中身をほぐすように揉んでもらえると、絡まった繊維が解けてこんな風にまた膨らんでくれます。
体格の良いご主人にもお手伝い頂くとあっという間にフワフワになりました。
さて、いよいよ革のメンテナンスに入ります。 左後:ワックスオンキットクリーナ 左前:マルセイユ石鹸
少し表面が汚れていたので、ユニタスさんのワックスオンキットのクリーナーで表面を洗いましたが、もう少しきれいにする為にマルセイユ石鹸でも洗ってみたところ、バケツの水が少し濁るくらい汚れが取れました。
「洗い」が終わりましたら、「オイルで保湿」します。
これまで、KOKOROISHI専用メンテナンスオイルを使って頂いていますので、今回は思い切ってオリーブオイルを塗ってみました。ヴァージンオイルの香りがしていますが、革の香りとの相性が良い感じです。
専用メンテナンスオイルは、KWランクとヌメ革をなめす時に使っているオイルなので、KOKOROISHIの革とは相性が抜群ですが、実は植物油と鉱物油が主成分なので、オリーブオイルで代用することもできるのです。仕上げにクリームを塗ります。
KWランクのオイルレザーは、革の表面をワックスで仕上げています。石鹸で洗ってそのワックスが取れたので、ワックスオンキットのクリームでワックス膜を再び付けてやります。こうすることで、少し汚れがつきにくくなるのです。
————————–120分後————————–
クッションもふっくらとし、革もしっとした表情になりました。
コーポラティブハウスにお住まいだと聞いていたので、どの様にして建てたお家で、どんな風に暮らしていらっしゃるのか興味を持っていました。
コーポラティブハウスは、建築の計画段階から何度も住人が集まって話し合いながら建てるため、暮らし始めてからもお父さん同士の飲み会があったりして、都会の集合住宅では珍しくコミュニティが発達しています。
近くで暮らす人が、どんな仕事をしていて子どもは何歳なのかをお互いに知っている。屋上でばったり会えば、最近どうしてんの?あの店今度行こうよ。なんて会話が交わされる。プライバシーを重視して暮らしている人に、こんな暮らし方も選択肢に入れて欲しいなと。
これからも、家族仲良くソファで過ごして貰えたら嬉しいです。