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パートナーインタビュー

INTERVIEW

20年技術を磨き、築いた信頼関係

アイシン産業 専務取締役の吉岡さん

アイシン産業は1980年創業以来、ウレタンやスポンジなどの発泡樹脂の開発・製造に取 り組んできました。発泡素材を全てデータ化し、顧客の要望に応じて精密に的確に再現す る技術に定評があります。心石工芸と同じ福山市に工場をもち、お互いに支えあいながら の関係で、取引実績は20年以上にもなります。

アイシン産業にとっての心石工芸とは。代表取締役の宇田さんと、専務取締役の吉岡さん に話を伺いました。

  • アイシン産業 専務取締役の吉岡さん

    はじまりは、20年前の丸いクッションづくりから

    心石工芸との最初の取引は、もう20年も前のことです。初めての注文は、ソファの後ろに置く丸いクッションのウレタンでした。「膨らみをもっと出してほしい」「端面はR型にしてほしい」と、先代の心石会長の厳しい要求をなんとかクリアして、20個分を納品したのが初めての取引でした。 長年使ってもヘタリのない耐久性のあるソファには、密度の高いずっしりと重たいウレタン が必要不可欠です。しかし、ウレタンは体積が大きいため、特に長距離の輸送では運賃がかさみ採算性が悪くなります。心石工芸にとって、品質の高いウレタン工場が近所にあるのは、とてもありがたかったと聞いています。

  • 自然光の差し込む工場内で作業する職人

    心石工芸の売上を、設備・技術に投資

    創業してから、加工分野に進出したいと思い、借金して工場を購入しました。中古で仕入 れたバーチカル裁断機が左利き用で、パートさんになんとか使いこなしてもらう、そんな時代もありました。新しい機械・設備に積極的に投資しながら、技術力を上げていきました。 今の心石社長に変わっても、もちろん求められる品質は変わりません。20年間ずっと注 文をいただけたので、ウレタン加工をコア事業とすることができました。これらの収益を、新しい技術や設備に投資することで、技術力を高めることができました。太い幹が枝となり、ほかの事業も少しずつ育っています。

  • 高密度なウレタン

    より高みへ、ブランドに磨きをかけてほしい

    これまでの取引にとても感謝しています。もしお願いするなら、今よりもさらに高みに行 ってほしいです。ものづくりを極める中で、一大ブランドになってほしいです。私たちは、その極めたものづくりの中で、大切なパーツを提供する会社であり続けたいです。ともに成長しながら、心石工芸を支える存在でいたいです。

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