職人紹介
CRAFTSMEN
KOKOROISHIソファの職人
KOKOROISHIのソファ作りを支えている職人たちです。多くの職人たちの協力と専門分野での貢献があり、一つのソファが完成します。日頃から培ってきた技術を駆使し、お客様に満足頂ける製品を提供できるよう、日々励んでいます。
水川 鉄馬 -木工
職人歴:9年
木枠の組み立てを主に担当していますが、木工の工程にはNC加工や木取りも含まれます。ソファの耐久性の軸となる木枠は「束」「根太」「笠木」などとパーツにそれぞれ名前があり、シンプルに見える構造にも複雑な部分があります。それを一つ一つ丁寧に組み立てています。
毎日が勉強です。
藤原 勇人 -下張り
職人歴:7年
肘掛けの丸みを帯びた角や、背クッションの緩やかな曲線を表現するのがウレタンを張る下張りです。ただ座るためだけのソファから、より心地のよいソファにするために、ウレタンを摘んだり、曲げたり、巻いたり、工夫を凝らしています。新しいモデルを開発する時には、ウレタンの専門家として「どうウレタンを貼るべきか」を提案することもあります。時間のかかりすぎる貼り方や、難易度の高い貼り方を避けることで、工場全体の生産性の高さや品質の高さを維持することも、自分の仕事です。
大垣 誠 -上張り
職人歴:32年
良い品買を維持するために、当たり前の事を毎日確実に行っています。道具を大事に使うこと、効率の良い作業手順や工夫をこらした作り方。ずっと昔は、見た目も品質も、それなりでした。でも今は違い、お客様の期待や評価もシビアになりました。上張りは最終工程のアンカーとしての役割があります。仕上りや品質に問題がないか、気を引き締めてチェックしています。お客様に届くソファをひとつひとつ丁事に仕上げています。当時のソファとは比べ物にならない証ど、今のモデルは品質も高く洗続されていると思っています。
藤井 昭光 -上張り
職人歴:7年
最後の工程である上張りをしています。今作っているタイプだったら 2時間半、革だったらプラス30分くらいで張り終えます。一番難しいモデルだと始めは2日半かかりました。心がけていることは、とにかく見た目が綺麗になること。生地によって伸び方が違うので、触りながらどの程度引っ張るかを決めています。その辺は経験による感覚ですね。お客さんの声が届かない現場にいるので、自分で自分を戒めて、褒めて、と毎日頑張っています(笑)
姜 春花 -革裁断
職人歴:15年
革は職人の手で一つ一つ裁断しています。上質な革ほど牛のナチュラルマークがあり、どのように入れるか判断するのも職人の匙加減です。牛のおしりと頭の部分ではシボが違いますが、仕上がった時、同じようにシボが出るよう工夫しています。天然のものに向き合い、きれいな裁断のラインを作ることが、ソファの完成度を高めることだと思っています。
※ナチュラルマーク:牛の生前の切り傷や虫刺され、シワ、血管の痕のこと。
安田 理加 -布裁断
職人歴:8年
業務は主に布の裁断を担当しています。まずは、工場に届いた生地に織りムラがないかなど細かくチェックしていきます。裁断はソファを作る工程の中でも最初の工程となります。ここで遅れが出てしまうと他の工程にも影響が出ますので、生地が届いたその日に検品を行うように心がけています。入社し8年が経ちますが、これまで他の工場を見学する事があまりなかったので、これからは他の工場へも出向き自身のスキルアップもできたらと思っています。
酒井 穣司 -パタンナー
職人歴:4年
ミリ単位の誤差が、仕上がりに影響してくることを木工の現場から学んだので、パターンを出すときも意識しています。ソファに合わせて型出しをしますが、ソファの試作や張替え、必要な生地量の見積もりも行います。張替えは難しい作業で、現物の生地と同じ型を作っていても、生地の劣化や伸び、縮みで新品の時と同じような状態で仕上がらないことも。何度かサイズをあわせて微調整をします。木工、縫製、ウレタン、張り、ほぼすべての部署の知識を必要とする仕事ですが、自分の仕事が完成した時の達成感は大きいですね。
山根 瑞枝 -工程管理
職人歴:11年
上張りの日程管理、資材の管理・発注を行う工程管理をしています。空いた時間には以前担当していた、上張りのサポートも行います。ソファをつくる上で大事なのは、丁寧さと仕上がりの美しさ。ソファのモデルによって、また生地によっても張り方が変わります。少しの加減で仕上がりが変わるところは難しいですが、張りあがった後にラインが綺麗に張れていると、達成感とやりがいを感じます。張りの仕事は力仕事なので男性がメインですが、その中で女性が活躍できるというところにかっこよさを感じれています。
永見 淑恵 -縫製
心石会長は裁断から縫製までなんでもこなせる人でした。「ミシンの音を聞いただけで上手い下手がわかる。」とよく言っていました。その度にドキリとしている職人さんも多かったのではないでしょうか。
厳しい顔を見せることが多かった心石会長ですが、「従業員を一人前の職人にするのが、自分の務め」が口癖で、人情に厚く面倒見のいい人でした。あなたたちがいてくれたから、と従業員に感謝し労いの言葉をかけてくれることも多かったです。どこかあたたかくて、居心地の良い職場は、今でも懐かしい思い出として残っています。
神原 敬子 -事務
入社:10年目
受注管理・納期管理・工程調整・電話対応を行っています。工場の状況を見ながら、資材の入荷時期を逆算し納期を調整します。お客様の要望に応えられた時に、やりがいを感じます。お客様の要望に柔軟に対応できるのも心石のいいところです。東京神宮前SHOPができてから、お客様からの声が直接届く機会が増え、実際にソファが自宅で使われているところを見る機会が増えました。どんな方が使ってくれているのか、実際に見る事ができると私だけではなく工場の皆の励みになっています。
岩井 真弥 -設計
入社:2年目
学生時代はグラフィックデザインを学んでいました。その時に、心石のロゴデザインをしていた方と出会い、心石のソファを知りプロダクトデザインに興味を持ちました。
入社当時は、図面の見方を理解するところからでした。わからない所があればすぐに現場に行き、図面を実物を照らし合わせて理解を深めていきました。心石のソファは、お客さんの細かなオーダーに応えていくので都度図面を書いたり、修正を行っています。現場の職人さんに手間をかけないよう、丁寧に図面を書くことを心掛けています。